医療・福祉分野

医療・福祉(看護・介護・保育)

医療・福祉業はこんな人におすすめ!
  • 仕事をしながらスキルアップしたい
  • 介護や子育ての経験を活かしたい方
  • 「ありがとう」と言われる仕事がしたい方
  • 細やかな気配りや、周りの変化に気付くことが得意な方
  • 人の話を聞くのが好きな方

医療・福祉業は、業務内容によっては資格や経験が無くても働くことができます。
仕事を始める前や、働きながらでも受講できる職業訓練もありますので、
「スキルアップしたい」と考えている方にもぴったりです!

1.医療・福祉業ってどんな仕事?

「ありがとう」に囲まれた仕事で、社会貢献を感じながら働くことができます。
自分が関わることで利用者等がよりよい生活を送れると笑顔が増えるため、「自分が必要とされている」と実感できるときが多くあるでしょう。
また、ご自身の介護や子育ての経験を活かせたり、育児等で離職をした方も復帰しやすい職種です。

まずはどのような仕事があるのか見てみましょう!

看護職(看護師・助産師・保健師・准看護師)

■仕事内容
看護職は資格の必要な職業です。
「診療の補助」と「療養上の世話」を通じて、病気やけがの治療を受ける人などを支える仕事です。
「食べる」「休息する」「排泄する」「清潔を保つ」などが安全に苦痛なくできるよう手助けすることは、患者やその家族への心理的なサポートにもなります。
看護助手は、看護チームの一員として看護の専門的判断を必要としない看護補助業務を行います。

■やりがい
多くの看護職員の方が大きなやりがいを感じるのは、病気やケガ等で不安を抱えて最初はつらそうだった患者さんが、元気になって笑顔で「ありがとう」と言ってくれたときです。
健康や命に直接的に関わっている分責任の重い仕事ですが、患者さんに真摯に向き合いながらケアや介助をすることで、少しでも快方に向かうときに、仕事のやりがいを実感できます。

看護補助者

■仕事内容
資格がなくてもなれますが、診療の補助(医療行為)はできません。
看護師の指導のもと、看護チームの一員として看護の専門的判断を必要としない看護補助業務を行います。
入院患者のお世話や、清掃、介助のほか、医療器具の消毒や管理等のサポートも行います。

■やりがい
患者さんの一番近くで身の回りの世話をするため、不安や苦しみを抱える患者さんに寄り添い、日々コミュニケーションをとる中で、心を開いてもらえたときに大きなやりがいを感じます。
看護補助者がサポートに入ることで、看護師や医師が医療行為に集中でき、結果として多くの命を救うことができる・・・というように、患者さんや看護師等、誰かの手助けをする仕事なので、「誰かの役に立っている」という充実感を得られることができ、それがやりがいにもつながります。

歯科衛生士

■仕事内容
歯科衛生士は国家資格が必要な職業で、虫歯などの病気の予防、医師診療の補助、歯科保健指導などを行う仕事です。
歯科予防の仕事では、歯や歯ぐきにたまった歯垢(しこう)や歯石を取り除いたり、フッ化物を歯に塗ったりします。
歯科医師の診療を補助する仕事では、治療に使う器具を消毒したり、歯の型を取るための材料や薬剤を準備をします。
治療中の患者の状態に気を配りながら、診察や処置がスムーズに進むように歯科医師を補助し、また、歯科医師の指示を受けて歯科治療の一部を担当します。

■やりがい
歯科治療は中長期にわたる治療が多いため、あらゆる年齢や状況の患者さんと、二人三脚で頑張ることが重要になります。
患者さんへの指導も必要になるため、日々技術を磨くことはもちろん、患者さんとの信頼関係も必要です。
患者さんの信頼を得て、「必要とされる」「感謝される」ようになったときは、大きなやりがいを感じます。
また、知識や技術が向上することで自信や達成感にも繋がる職業です。

施設介護員

■仕事内容
資格や経験がなくても始められる仕事で、高齢者を介護施設内で支援し、話し相手にもなる仕事です。
基本的な仕事は、施設の利用者がより自立した生活を送れるよう、援助していくことです。
生活全般の自立が難しい場合には、食事、入浴、排泄の世話をはじめ、身体を動かす必要のあるときには介助し、清潔を保つなど、様々なケアをします。
生活相談員、看護師、理学療法士といったスタッフと連携をとり、チームワークで仕事を進めていきます。

■やりがい
最初は元気のなかった利用者の方が、支援していくうちに元気になり、笑顔で話をしてくれるようになったときに大きなやりがいを感じます。利用者の方だけでなく、家族の方から「いつもありがとうございます。安心してお願いできます」等と声をかけてもらえたときには、「人の役に立てている」と実感できます。
また、高齢者の方は、長い人生の中で様々な経験をされています。結婚、出産、仕事、介護等、人生の大先輩から多くの話を聞けるというのも、他の仕事ではなかなか経験できない大切な学びに繋がります。

 

介護福祉士

■仕事内容
介護福祉士は国家資格が必要な職業で、主にホームヘルパー(訪問介護員)や、特別養護老人ホーム、身体障害者施設等の社会福祉施設の介護職員として介護業務を行います。また、その他にも在宅介護においては介護方法や生活動作に関する説明、介護に関する相談対応もします。また、高齢者のほか、身体上/精神上の障害者に対しても支援を行います。
介護福祉士は、試験実施年度末までに実務経験3年を満たし、実務者研修を修了していれば受験資格が得られ、資格取得を目指せます。
※医師・社会福祉士、生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員などの職種を5年以上かつ900日以上の勤務実績があれば、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格取得も目指せます。

■やりがい
介護福祉士の仕事には、要介護者の動作補助だけでなく、自立して生活できるように支援する(見守る)こともあります。
今までサポートやフォローをしないとできなかったとこを、手助け無しでできるようになったとき等、介護が必要だった方が回復し、イキイキしている姿」「それを見て嬉しそうにしている家族」を近くで見れることは大きなやりがいのひとつです。
また、直接感謝の言葉をもらうことも多く、やりがいや仕事の活力につながります。

保育士

■仕事内容
保育士は、国家資格が必要な職業です。
保育園では仕事などの理由で保護者が子どもの世話ができない場合に、主に就学前の子どもたちの保育をする仕事です。
保育士は、子どもが保育所にいる間、昼食やおやつを食べさせながら食事のしつけをしたり、遊ばせたりし、保育を通じて、子どもたちの成長を支援します。
資格が無くてもできる仕事として「保育補助」があります。保育補助は、保育施設において、保育士のサポートする役割を担っています。そのため、保育士不足の現状において求められている人材といえます。初めは、保育補助として勤務し、独学で勉強し、保育士資格を取得して正社員(保育士)として活躍されている方もいます。

■やりがい
1日の中で家族よりも子どもと過ごす時間が長いだけに、真っ先に子どもの成長を見ることができます。
入園した当初は泣いてばかりいた子どもが笑顔で過ごせるようになったとき、昨日までできなかった片付けや遊びができるようになったとき等、感動を感じる瞬間がたくさんあります。保育を通じて、子どもの成長に貢献できることが、大きなやりがいにつながります。
また、子どもを保育園であずける保護者は、「ここの保育士は信頼できるか」「安心してあずけられるか」を第一に考えます。保護者の方から、「安心してあずけることができました」「ここに任せて良かったです」と感謝される瞬間も、達成感ややりがいがアップする瞬間のひとつです。

2.そのネガティブイメージって本当?現場スタッフへ真相追及!

医療・福祉業に対して、「資格や経験・コミュニケーショ力がないとできない」「力仕事が多い」「土日に休めない」等、様々なイメージを持っている方もいると思います。そこで、それらのイメージは本当なのか、現場スタッフへ真相を聞いてみました!

本ページのインタビュー回答は一例です。
企業によって待遇や働き方は異なりますので、気になることがあれば企業に直接ご確認ください。

Q1人と話すことが苦手だと働けない?

特に、現場では、コミュニケーションを通じて、様々な支援を行います。
うまく話すことよりも相手の話をよく聞いて、相手の気持ちを受け入れることが、信頼関係が築くうえでは重要です。
また、チームで仕事をする場面も多いため、困ったときは周りの方へ相談できる環境であると思います。

(デイサービス勤務 介護福祉士 Aさん/30代女性)

Q2:肉体労働だから体力がないとできない?

保育業界では、たしかに体力は必要です。保育士の場合、子どもの年齢が上がれば、行動範囲も広がり、活動量も増えるため、遊びもより活発になります。子どもは遊びの中で学び、成長していきます。
そのため、子どもと一緒に遊ぶ体力は最低限必要ですが、一緒に遊んでいくうちに自然と体力がついていく場合も多いので、そこまで心配する必要はありません。

(保育園勤務 保育士 Bさん/30代女性)

 

介護業界では、介助をする際に体力が必要になります。
しかし、入社後には多くの施設で講習の受講があり、そこで「体に負担をかけずに介助する方法やコツ」を学ぶことができるので、腰痛予防等ができます。
それもあってか、介護業界では40~50代で活躍している職員も多くおられます!

(施設介護員 Cさん/40代女性)

Q3:資格や経験がないと働けない?

仕事内容によっては資格が必要なこともありますが、無資格でも始められる仕事はあります。
介護施設の清掃や調理補助、事務仕事などは資格がなくてもできます。
また、働きながらでも資格を取ることのできる職業訓練があるので、それを利用して、働き始めた後に資格を取る方もいます。
介護以外でも、医療の現場では看護補助、保育の現場では保育補助など、資格がなくても携われる仕事はありますよ。

(介護施設勤務 Dさん/20代男性)

Q4:夜勤やシフト制で不規則勤務が多く、土日は休めない?

介護は24時間体制が多いため、夜勤や土日出勤で不規則勤務になることもあります。
しかし、子育て世代の女性が多く働いている業界ということもあり、不公平にならないように土日休みが均等になるシフトを組んでいたり、デイサービスの場合は日曜祝日を定休日にしている施設もあります。
また、「お互い様」の精神で、休み希望があれば職員同士で調整して休むことも可能です。
夜勤やシフト制勤務は大変ですが、利用者や入居者との関わりが大切な介護業界なので、シフトによって利用者や入所者の生活リズムを知ることがで、適切なケアに繋がっています!

(施設介護員 Eさん/40代女性)

3.実際にどんな仕事があるか見てみよう!

ここまで、医療・福祉業の紹介をしてきましたが、「働いてみたい」と思う仕事はありましたか?
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4.もっと詳しく知りたい方はこちら

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